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WordPress 2016年2月_脆弱性集計  2016/3/9

2016年2月度のWordPressに関する脆弱性レポートをお知らせします。

2月度全体の脆弱性報告件数としては33件でした。1月度より11件増加しております。

個所別レポート

個所別の発生件数は、それぞれ本体で2件、テーマは3件、プラグインが28件でした。

内容としては2件本体に脆弱性が出ました。これは先月に引き続き2カ月連続の発生です。また先月に引き続き最多発生はプラグインとなり、脆弱性に気を配る必要があることがわかります。

テーマに関しましては3件の脆弱性が発生しました。これは、約半年ぶりの発生となります。

トピックス

本体に2件脆弱性が発生しました。ブログで速報しておりますとおり、バージョン4.4.1以下にOpen Redirect(オープンリダイレクト)とサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の2件の脆弱性が発生しております。

対策版に関しましては各バージョンによって異なり、3.7.13、3.8.13、3.9.11、4.0.10、4.1.10、4.2.7、4.3.3、4.4.2になります。

(※2016年3月9日時点での最新バージョンになっております)

テーマに関しましては前述のとおり3件の脆弱性が発生しました。

その中でも、30万件以上のインストールを誇るElegantThemesに2件の脆弱性が発生しております。それに合わせて関連するプラグインにも発生しております。

プラグインに関しましては、28件の脆弱性が発見されました。そのうち有名プラグインに脆弱性が発見されました。

1つ目は、ブログでも速報を書かせて頂きました通り、アクティブインストール30万以上、総ダウンロード数449万以上の人気プラグイン『MailPoet Newsletters』にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が発生しております。

このプラグインはWordPressサイトにてメルマガ配信・管理を容易に行うことができるプラグインです。お使いの方は、バージョンの確認をすることを推奨します。

脆弱性はすでにアップデートによって修正済みで、最新版の適用で塞ぐことができます。
(※2016年3月9日時点での最新バージョンは2.7となっております)

2つ目は、ブログでも速報を書かせて頂きました通り、アクティブインストール70万以上、総ダウンロード数284万以上の人気プラグイン『Duplicator』にクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が発生しております。

このプラグインはWordPressを現サーバーから新サーバーへ簡単に引っ越しさせることが出来るプラグインです。お使いの方は、バージョンの確認をすることを推奨します。

脆弱性はすでにアップデートによって修正済みで、最新版の適用で塞ぐことができます。
(※2016年3月9日時点での最新バージョンは1.1.4となっております)

また、それ以外のプラグインに関しまして、今月はそこまで利用者の多い人気プラグインに関する脆弱性が発見されておりませんので、発生した脆弱性の深刻度の高いものを中心に列挙します。

  • eShopにてSQLインジェクション
  • User Meta ManagerにてSQLインジェクションとInformation DisclosureとPrivileges Escalation(特権昇格) 3件
  • ElegantThemes BloomにてPrivileges Escalation(特権昇格)
  • ElegantThemes MonarchにてPrivileges Escalation(特権昇格)

内容別レポート

脆弱性の内容別発生件数は、1位がXSSで13件、2位がPrivileges Escalation(特権昇格)で8件、3位がCSRFとSQLインジェクション、UPLOADでそれぞれ2件でした。

トピックス

1月度と比較して、脆弱性の総数が増加したことに合わせてXSS、Privileges Escalation(特権昇格)は増加しました。特に、Privileges Escalation(特権昇格)は先月より発生し、増加傾向にあります。

また、CSRFは先月と同数です。一方SQLインジェクションはわずかではありますが減少しております。

脆弱性一覧

2016年2月の脆弱性一覧をまとめましたのでご参照ください。

以下リストに掲載されている本体バージョン、テーマ、プラグインがある方は、一度診断されることをお勧めいたします。

脆弱性分類ですが、掲載時点の内容の為、ご確認いただく時点で内容不明の分類が変更されている可能性もございますので、それもKYUBIにて最新の状態をご確認いただくことをお勧めします。

また、ご確認のタイミングによっては新たな脆弱性が発見されている可能性もございますので、こちらもKYUBIにて一度ご診断していただくことをお勧めします。

また、バージョンに関しましては、脆弱性情報が発見されたものを記載しておりますが、そのバージョン未満でも同様の脆弱性が発生している可能性がある為、最新版に更新することをお勧めしております。

但し、最新版でも脆弱性内容が修正されていないプラグインも少なからず存在しておりますので、対策されていないプラグインをご利用の方は、ご利用を控えるか、別の同様のプラグインに変更されることをお勧めします。

表:2016年2月度脆弱性一覧

発見個所 脆弱性分類 脆弱性のある本体・プラグイン・テーマの名称 発見されたVer.
本体 REDIRECT WordPress 3.7-4.4.1
本体 SSRF WordPress 3.7-4.4.1
プラグイン XSS eShop 6.3.14
プラグイン SQLi eShop 6.3.14
プラグイン XSS Connections 8.5.8
プラグイン Privilege escalation WP-Invoice 4.1.0
プラグイン Others WP-Invoice 4.1.0
プラグイン Others WP-Invoice 4.1.0
プラグイン Privilege Escalation User Meta Manager 3.4.6
プラグイン SQLi User Meta Manager 3.4.6
プラグイン XSS Universal Analytics 1.3.0
プラグイン XSS InstaLinker 1.1.1
プラグイン XSS Blubrry PowerPress Podcasting plugin 6.0.4
プラグイン Privilege Escalation WooCommerce – Store Toolkit 1.5.6
プラグイン Information Disclosure User Meta Manager 3.4.7
プラグイン UPLOAD WP User Frontend 2.3.10
プラグイン XSS Huge It Image Gallery 1.7.0
プラグイン CSRF Duplicator 1.1.3
プラグイン XSS Sola Support Ticket 3.12
プラグイン Configuration Change Sola Support Ticket 3.12
プラグイン XSS Recent Posts Widget Extended 0.9.9.3
プラグイン CSRF ALO EasyMail Newsletter 2.6.01
プラグイン UPLOAD Backup Guard 1.0.2
テーマ Privileges Escalation ElegantThemes Divi Theme
テーマ Privileges Escalation ElegantThemes Extra Theme
プラグイン Privileges Escalation ElegantThemes Bloom
プラグイン Privileges Escalation ElegantThemes Monarch
プラグイン Privileges Escalation ElegantThemes Divi Builder
プラグイン XSS CSV Import 1.0
プラグイン XSS WP Advanced Importer Plugin 2.1.1
プラグイン XSS Import Woocommerce 1.0.1
プラグイン XSS User Submitted Posts 20151113
テーマ XSS Good News Themes

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